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勉強会&相談会STUDY

日本放射線安全管理学会シンポジウムおよび県民の方々のための
放射線勉強会と相談会のご案内
―放射線への疑問を一緒に考えます―


福島県民の皆様へ

 拝啓
 東日本大震災および原子力災害から二年が過ぎました。甚大な被害に見舞われました福島県の皆様に一日も早い復興を、日本放射線安全管理学会員一同、心よりお祈り申し上げます。

 当学会は、放射線を取り扱う施設において放射線管理に従事している実務者を中心とした学会で、事故当初より、国や福島県に協力して環境中の放射線量や飲食物の放射能計測を行うとともに、放射線安全のための実際的な課題に関して検討を行い、その情報や結果を発信してまいりました。

本学会は、昨年6月、郡山市のご協力を得て「福島の早期復興に向けて」と題したシンポジウムを郡山市にて開催いたしました。今年も、郡山市のご協力をいただき6月13日、14日に郡山市民プラザ(郡山駅前”ビックアイ”内)でシンポジウムを開催いたします。

 このシンポジウムでは、原子力災害による汚染の現状とモニタリング、健康や環境、農業等への影響と今後の見通し、復興に向けた活動の進捗等を中心に、さまざまな調査や検討結果を報告していただき、今後について意見交換を行います。特に、福島の復興にとって重要な「食物の安全」については、サイエンス・ライターの松永和紀さんに、「食の安全と安心」について語っていただき、風評被害への対処や氾濫する情報の読み解きについて考えてみたいと思います。

 さらに、翌6月15日(土)には一般の方々と父母の方々に向けた放射線勉強会と相談会を実施いたします。一般向けの勉強会(郡山市民プラザ(郡山駅前”ビックアイ”内)で開催)では、「汚染の現状と今後 -過去の汚染事例から学ぶ-」というタイトルで、過去の汚染事例や放射線を巡る経験を含めて汚染の現状を理解し、福島の今後について考えます。 また、父母の方々向け勉強会(ペップキッズ郡山で開催)では、「子育てと放射線(仮称)」というテーマで放射線のリスクと放射線への向き合い方、日常生活での放射線対策の必要性や効果などに関して、皆様と一緒に考えます。

 また、それぞれの会場には相談コーナーを設けますので、日常生活での疑問、シンポジウムや勉強会での疑問点などを出していただきたいと思います。どうぞご参加くださいますようご案内申し上げます。

敬具

平成25年4月4日          
日本放射線安全管理学会
会長 野村貴美
企画委員長 松田尚樹

一般市民のための放射線勉強会と相談会

主催:  日本放射線安全管理学会

共催:  郡山市

後援:  福島県

日時:  6月15日(土)10:30~15:00

会場:  ①ペップキッズ郡山
      ファミリー向け勉強会・相談会
      放射線のリスクと放射線への向き合い方、日常生活での放射線対策の必要性や
      効果などに関して、皆様と一緒に考えます。
      担当予定  松田 尚樹、山口 一郎 伊藤 茂樹他学会員

     ②郡山市民プラザ(郡山駅前”ビックアイ”内)
     一般市民向け勉強会・相談会
     「汚染の現状と今後 -過去の汚染事例から学ぶ-」
     担当予定 野村 貴美、田邊 裕、矢島 千秋、馬場 護 他学会員

参加費:  無料

参加申込方法:
 申込は不要ですが、放射線に関する質問を事前に勉強会・相談会事務局(symposium@ric.titech.ac.jp)までお送りいただいても結構です。
 なお、相談の秘密は守りますが、質問頂いた内容は個人を特定できないように一般化して勉強会で紹介させていただく場合があります。個人の秘密に関することは,暗号化されていないメールには書かないことをお勧めします。
 締切は5月31日(金)です。


6月シンポジウム事務局

〒226-8501
神奈川県横浜市緑区長津田町4259
東京工業大学
放射線総合センター内
JRSM6月シンポジウム事務局

symposium@ric.titech.ac.jp